ある病院での光景です。外来担当の看護師Aさんは、患者さまに「お大事にどうぞ」と最高の笑顔でお辞儀し、「われながら感じのいい応対だった」と満足していました。が、ふと見ると先ほどの患者さまは立ちどまり、何か言いたそうにしていたのです。でも、しばらくしてそのまま帰ってしまいました。患者さまのなかには、病状、病院のシステムのこと、支払いのこと、薬のことなどなど、知りたいと思っていても、状況やその人のタイプにより、積極的な質問ができないことがあります。お見送りするときや病室を出るときは、患者さまの表情や態度に気を配り、すこしでも不安な様子が見受けられたら「何か気がかりなことがおありですか?」「お尋ねになりたいことがおありでしょうか?」など、できるだけこちらから働きかけるよう心がけましょう。お見送りの際、患者さまへの「お大事にどうぞ」の声かけは収要であり、欠かせません。しかし、いくらていねいに感じよく言えても、あいさつの言葉です。これで患者さまとのコミユニケーションがはかれたわけではありません。その患者さまに合ったあなたなりの一言をつけ加えることができるかどうかで、患者さまの不安を取り除くとともに、あなたならではの違った応対に発展させることができるのです。
[注目サイト]
看護師の求人なら、看護師の転職支援サービス DODAナース
nurse.doda.jp